我が家では、犬を飼う前から数種類の観葉植物を育てていました。犬を飼い初めた時は、特に犬と観葉植物について考えたこともなく、ある日うちのワンちゃんが観葉植物の葉っぱをかじっているのを見たとき、「この葉っぱ、かじっても大丈夫なのか?」と不安になり、慌ててネットで調べることに。幸い問題のない植物でしたが、この経験から「犬に安全な観葉植物」と「危険な観葉植物」を調べることに。この記事では、そんな経験から犬と観葉植物について危険な植物と安全な植物をご紹介します。
犬にとって危険な観葉植物一覧
以下の植物は、犬が食べると体調を崩す恐れがあるため、できるだけ犬に届かない場所に置くか、育てないことをお勧めします。
1. ポトス
ポトスは鮮やかな葉が人気の観葉植物ですが、犬にとっては有毒です。ポトスにはシュウ酸カルシウムが含まれており、誤って食べると口の中の痛みや激しい炎症、嘔吐やよだれ、のどの腫れが重度になると呼吸困難などの症状も引き起こす可能性があります。
中毒の原因
・シュウ酸カルシウム
2. モンステラ
モンステラの葉にもシュウ酸カルシウムが含まれているため、犬が食べると誤って食べると口の中の痛みや激しい炎症、嘔吐やよだれ、のどの腫れが重度になると呼吸困難などの症状も引き起こす可能性があります。モンステラのハート型の葉は魅力的ですが、犬が簡単に届かない場所に置くのが無難です。
中毒の原因
・シュウ酸カルシウム
3. アロエ
アロエは美容や健康に良い植物として有名ですが、犬にとっては注意が必要です。アロエにはサポニン等の毒性成分が含まれており、犬の消化器系に悪影響を与える可能性があり、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
中毒の原因
・サポニン、アントラキノン
4. ドラセナ
ドラセナの葉には有毒成分が含まれており、犬が食べると嘔吐、下痢などの症状を起こし、大量に摂取すると命の危険もあります。ドラセナは丈夫な観葉植物ですが、犬が届かない場所に配置するのが安全です。
中毒の原因
・サポニン
5. アイビー
アイビーにはサポニンという成分が含まれており、犬にとって有害です。誤って食べてしまうと、よだれ、嘔吐、下痢、口腔の痛みなどを引き起こします。まれに大量に摂取した場合、神経症状や呼吸困難、頻脈などの症状が起こる場合もあります。
中毒の原因
・サポニン
その他
紹介した植物の他にも、ディフェンバキア、ソテツ、ナンテン、クリスマスローズ、ユリ、チューリップ、アサガオ等など他にも犬への毒性がある植物が沢山あるので、犬を飼っている方はしっかり調べてから購入することをおすすめします。
犬に安全な観葉植物
次に、犬が誤ってかじっても比較的安全とされている観葉植物をご紹介します。もちろん、過剰に摂取するのは避けるべきですが、これらの植物は安心して育てることができます。
1. アレカヤシ
アレカヤシは、一般的に犬にとって無毒な観葉植物とされています。しかし、葉を大量に食べてしまうと、犬の消化器系に負担をかける可能性があるため、なるべくかじらないよう注意しましょう。
2. ユッカ
ユッカの葉にもサポニンが含まれておりますが、サポニンにもいくつか種類があり、ユッカに含まれるサポニンは犬には無害と言うことです。
我が家のワンちゃんが食べて慌てて調べたのがこちらのユッカでした。
3. ガジュマル
ガジュマルには、犬にとって毒となる成分は含まれていないので安心して育てられます。万が一食べてしまっても大きな問題にはつながりにくいと考えられます。
4. パキラ
パキラの葉には毒性が無いので、犬が万が一食べても大丈夫な植物です。ただし、たくさん食べてしまうと消化不良を起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
5. シュロチク
シュロチクは比較的安全な観葉植物とされており、少量食べても大きな問題にはなりにくいと考えられます。
観葉植物を食べてしまったら
万が一誤って食べてしまった場合、何を、いつ、どれくらい食べたのか把握し、あとから症状が出てくる可能性もあるので自己判断はぜず、すぐに病院へ相談しましょう。
まとめ
皆さんのお家に危険な観葉植物はありませんでしたか?犬と観葉植物について考え、犬にとって安全な植物を選べば、観葉植物も安心して育てられます。置き場所にも配慮して、オシャレにインテリアと癒しのアイテムとして観葉植物と愛犬との暮らしを楽しんでください。我が家の様に、かじってから慌てて調べるのはNG!この記事が、みなさんの愛犬と観葉植物のある生活の参考に役立てていただければ嬉しいです。
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